2016.07.28 「村上春樹とイラストレーター」展イベントレポート!

現在、ちひろ美術館・東京では、
「村上春樹とイラストレーター ―佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸―」展
2016年8月7日(日)まで好評開催中!

7月、展覧会の関連企画として、新潮社の編集者、寺島哲也さんをゲストに迎えた
トークイベントがおこなわれました。
寺島さんがはじめて村上春樹さんに会ったのは、1984年、
まだ20代で、村上さんは30代だったそうです。
その後、30年近く村上春樹さんの編集者をつとめ、
長編小説、短編小説、エッセイ、翻訳書など多くの村上作品を担当してきました。

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はじめて担当した単行本は、『偉大なるデスリフ』(C・D・B・ブライアン/作、新潮社)の翻訳本。
画家デュフィの壁紙を使った美しい装幀です。
寺島さんが今まで担当した本の中で5本の指に入るほどのお気に入りだそうです。

村上春樹さんといえば、『ノルウェイの森』(講談社)の赤と緑の表紙を自装したように、
本の装幀に独自の思想を持っていることで知られています。
寺島さんが今までで一番印象に残っている装幀は、『ねじまき鳥クロニクル』(新潮社)。
新潮社装幀部のデザイナー髙橋千裕さんは、
バリ島の美術館で見つけた不思議な鳥の絵を表紙に使い、
カバーを半透明にして、帯の代わりにカバーソデに文字を印刷するなど工夫を凝らし、
これまでにない装幀ができあがったそうです。
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『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』単行本、同文庫版(全3部)©Shinchosha



「村上春樹とイラストレーター ―佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸―」展では、
村上作品の表紙絵や挿絵を手がけてきた4人のイラストレーターたちの貴重な原画が展示されています。

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安西水丸さんが、かつてMOEのために書いてくれた生原稿も発見!


ちひろ美術館の絵本カフェのメニューには、鼠の好物「ホットケーキのコカ・コーラがけ」も登場!
展覧会は、2016年8月7日(日)までの開催です。どうぞお見逃しなく。

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MOE 2016年7月号の特集「村上春樹の絵本」では、
村上さんが4人のイラストレーターと共作したさまざまな作品や、海外の装幀本などをご紹介しています。
バックナンバーも全国の書店店頭でご注文いただけますので、ぜひあわせてお楽しみください。

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「村上春樹とイラストレーター ―佐々木マキ、大橋歩、和田誠、安西水丸―」展
ちひろ美術館・東京  開催中~2016年8月7日(日)

東京都練馬区下石神井4-7-2
電話 03-3995-0612
時間 10時~17時(入館は30分前まで)
休日 月(※8月1日は開館)
www.chihiro.jp/tokyo



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