- 2020.12.12
「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」2021年1月31日(日)まで北九州市立美術館 分館で開催中
『アライバル』より 2004~2006年 ⒸShaun Tan
どこか懐かしい色彩を帯びた、独特の世界の物語を描きつづけるオーストラリアの絵本作家、ショーン・タン。彼が絵と文を手がけた絵本『ロスト・シング』は自身の手でアニメーション映画化され、2011年には米アカデミー賞®短編アニメーション賞を受賞。また同年にスウェーデンのアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞しています。
この度、日本では初となるショーン・タンの大規模な展覧会「ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ」が日本全国を巡回。12月からは最終会場となる北九州市立美術館 分館で開催されます。
本展は、ちひろ美術館ならびにショーン・タン本人の監修のもと、『アライバル』や『エリック』などの絵本の原画をはじめ、2020年度のケイト・グリーナウェイ賞を受賞した新作『内なる町から来た話』の油彩大作、スケッチ・立体作品など約130点の作品で構成されています。
会場内では、アニメーション映画「ロスト・シング」(字幕付き全編)、展覧会限定のインタビュー動画も上映中。オリジナルグッズや会場限定描きおろしアートカード付の展覧会図録も販売予定です。
また 「MOE」2020年10月号(バックナンバー発売中)ではショーン・タンを大特集! ショーン・タン作品の翻訳を手掛ける岸本佐知子さんの"誌上ギャラリートーク”や、ショーン・タンへのインタビュー、岸本さんからショーン・タンへの「10の質問」など充実の内容です。展覧会と合わせてぜひお楽しみください。
東アジア文化都市2020北九州 連携事業
ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ
2020年12月12日(土)~2021年1月31日(日)
北九州市立美術館 分館
http://www.kmma.jp/bunkan/
福岡県北九州市小倉北区室町一丁目1番1号 リバーウォーク北九州5階
休館日/2020年12月29日(火)〜2021年1月3日(日)
10時~18時(入館は閉館の30分前まで)
入館料/一般1100(1000)円、大学・高校生800(700)円、小中学生500(400)円
※( )内の料金は前売り及び20名以上の団体料金
展覧会公式サイト http://www.artkarte.art/shauntan/
主催/「ショーン・タンの世界展」実行委員会(テレQ・北九州市立美術館) 監修/ショーン・タン、ちひろ美術館 協賛/三洋ペイント 後援/オーストラリア大使館、東アジア文化都市2020北九州実行委員会、福岡県、北九州市、北九州市教育委員会、九州旅客鉄道株式会社、西日本鉄道株式会社、株式会社スターフライヤー、筑豊電気鉄道株式会社 協力/リバーウォーク北九州、株式会社河出書房新社、カンタス航空、ジョン・ハディ、ソフィ・バーン、アシェット・オーストラリア、アレン・アンド・アンウィン、株式会社みにさん・田中優子事務所 企画協力/株式会社求龍堂、株式会社廣済堂
ショーン・タン『ロスト・シング』より 1999年 ©️ Shaun Tan
ショーン・タン『内なる町から来た話』より 2018年 ©️ Shaun Tan
ショーン・タン「いたずらがきをするやつ」 2011年 ©️ Shaun Tan
ショーン・タン 《火曜午後の読書会》『遠い町から来た話』より 2004年 ©️ Shaun Tan
photo by Inari Kiuru
Profile
1974年オーストラリア生まれ。幼いころから絵を描くことが得意で、学生時代からSF雑誌で活躍。西オーストラリア大学では美術と英文学を修める。オーストラリア児童図書賞など数々の賞を受賞。2006年に刊行した『アライバル』は 現在23の言語で出版されている。イラストレーター、絵本作家として活躍する一方、舞台監督、映画のコンセプト・アーティストとしての活躍の場を広げている。約9年の歳月をかけて映画化した『ロスト・シング』で2011年にアカデミー賞短編アニメーション賞を受賞。同年、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。『内なる町から来た話』で2020年にケイト・グリーナウェイ賞を受賞。