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2024.03.27

カラー原画など約250点がイギリスより初来日! 出版160周年記念「不思議の国のアリス展」2024年4月17日(水)〜神奈川・横浜高島屋ギャラリーで開催


『不思議の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画)(1911年) © MPIL THE MACMILLAN ALICE™
 

『不思議の国のアリス(Alice's Adventures in Wonderland)』は1862年、イギリス・オックスフォード大学の数学講師ルイス・キャロル(本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン)が、テムズ川で一緒に舟遊びをしていたリデル家の三姉妹(次女アリス)に即興で語ったお話がもとになっています。

2年後の1864年、ルイス・キャロルはそのお話を清書し、自身による挿絵を添えた世界で1冊の本『地下の国のアリス(Alice's Adventure Under Ground)』をリデル家の次女アリスにプレゼントします。これが『不思議の国のアリス』の原型です。

その後、挿絵を著名な風刺挿絵画家のジョン・テニエルに依頼し、『不思議の国のアリス』は1865年にイギリス・ロンドンにあるマクミラン社から出版されました。ルイス・キャロルのイラストをもとに描かれたテニエルの挿絵は、現在の「アリス」のイメージをかたちづくりました。

1911年にはハリー・シーカーがテニエルの挿絵の一部を彩色。青いドレス、白いエプロン、金髪、青いリボンというアリス像がここで確立します。その後、1927年にジョン・マックファーレン、1995年にディズ・ウォリスにより『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の挿絵がすべて彩色されました。

「不思議の国のアリス展」では、マクミラン社が有するハリー・シーカー、ジョン・マックファーレン、ディズ・ウォリスの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のカラー原画などが日本ではじめて展示されます。さらにルイス・キャロルの関連資料、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の貴重な書籍や彩色された原画、再プリントされた版画などから、「アリス」の世界の全貌を明らかにする展覧会です。 
 

 
「不思議の国のアリス展」の見どころ

「不思議の国のアリス」のカラー原画など約250点が日本初公開!


ハリー・シーカー、ジョン・マックファーレン、ディズ・ウォリスの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』のカラー原画などを日本で初展示。ルイス・キャロルがアリス・リデルにプレゼントした 『地下の国のアリス』の復刻版、『不思議の国のアリス』のオリジナル木版から再プリントしたジョン・テニエルの挿絵集、またルイス・キャロルの貴重な資料も展示されます。  
 


『鏡の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(1988年 再プリント版画) © MPIL THE MACMILLAN ALICE™



『鏡の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(リトル・フォークス版)(1907年) © MPIL THE MACMILLAN ALICE™
 
 
ルイス・キャロル、ジョン・テニエル、ハリー・シーカー、ジョン・マックファーレン、ディズ・ウォリスによる約160年の挿絵の変遷が一堂に


『不思議の国のアリス』のはじまりの挿絵から最近のものまで、約160年にわたる挿絵の変遷を、原画で照らし合わせることができる貴重な機会です(一部の原画となります) 。

 

左/『不思議の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(1988年 再プリント版画)、中央/『不思議の国のアリス』挿絵 ジョン・テニエル/画(リトル・フォークス版)(1907年)、 『不思議の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画)(1911年) © MPIL THE MACMILLAN ALICE™



『鏡の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画)(1911年) 
© MPIL THE MACMILLAN ALICE™



『不思議の国のアリス』挿絵 ハリー・シーカー/彩色(ジョン・テニエル原画)(1911年) 
© MPIL THE MACMILLAN ALICE™



『不思議の国のアリス』口絵 ジョン・マックファーレン/画(ジョン・テニエル原画)(1927年) 
© MPIL THE MACMILLAN ALICE™
 
 
カラー原画と物語の一節をあわせて展示


貴重な原画・再プリント版画には、河合祥一郎さんによる『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の訳文が添えられ、物語を知らない方も楽しめる展示になっています。


『不思議の国のアリス』挿絵 ディズ・ウォリス/彩色(ジョン・テニエル原画)(1995年) © MPIL THE MACMILLAN ALICE™


『鏡の国のアリス』挿絵 ディズ・ウォリス/彩色(ジョン・テニエル原画)(1995年) 
© MPIL THE MACMILLAN ALICE™
 

2024年4月3日(水)発売の「MOE」2024年5月号は「不思議の国のアリス展」開催にあわせ、アリスの世界を大特集。展覧会で観ることができる鮮やかなマクミラン・アリスのイラストを紹介しながら、物語の中に隠された奇想天外な謎を紐解きます。展覧会をより深く楽しめる特集号、ぜひ合わせてご覧ください。

 


© MPIL THE MACMILLAN ALICE™
 
 

ルイス・キャロル

Profile
ルイス・キャロル Lewis Carroll 1832~1898

1832年イギリス・チェシャー州生まれ、本名チャールズ・ラトウィッジ・ドッドソン。1851年イギリス・オックスフォード大学クライスト・チャーチ学寮に入寮。卒業後はクライスト・チャーチで数学教師を務め、学寮長の娘であるアリス・リデルに出会う。1862年、リデル家の三姉妹と舟遊びに出た際に即興で語ったお話をもとに、1864年に手製の直筆本『地下の国のアリス』をアリス・リデルに贈り、1865年『不思議の国のアリス』として出版。その後も数学教師を続けながら1871年に『鏡の国のアリス』を刊行した。1898年没。




© MPIL THE MACMILLAN ALICE™

 
開催概要
 

出版160周年記念
「不思議の国のアリス展」

2024年4月17日(水)~5月6日(月・振休)
横浜高島屋ギャラリー〈8階〉
神奈川県横浜市西区南幸1-6-31
営業時間/10時~19時(入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場)
入場料/一般1,200円(1,000円)、高大生1,000円(800円)、中学生以下無料
※( )内は前売料金。

 

巡回予定
 

2024年5月9日(木)〜29日(水) 大阪高島屋グランドホール
2024年8月3日(土)〜9月21日(土) 名古屋松坂屋美術館

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