- 2023.05.22
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」福岡市科学館で2023年7月16日(日)まで開催中

展覧会メインビジュアル ©️Shinsuke Yoshitake
ヨシタケシンスケさんのはじめての大規模な展覧会「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が全国を巡回します!
『あんなに あんなに』(ポプラ社)が「第14回MOE絵本屋さん大賞2021」の第1位を受賞し、同賞7冠に輝いたヨシタケさん。子どもにも大人にも大人気ですが、絵本作家としての経歴は短く、2013年の『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)が初の絵本作品でした。絵本を出版する以前から、イラストレーター、造形作家として活躍してきたヨシタケさん。その個性を生かした、絵本原画展の範疇を遥かに超えるユニークな展覧会です。

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」のイメージ ©Shinsuke Yoshitake
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」では『りんごかもしれない』をはじめとする絵本原画の他に、ヨシタケさんが長年描いてきた膨大なスケッチ、学生の頃に制作した立体作品なども展示。また、展覧会のためにヨシタケさん自らが考案した展示物もお目見えします。世田谷文学館での「ヨシタケシンスケ展かもしれない」展覧会レポートはこちらからご覧ください。
MOEでは「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の最新情報を随時お届けしています。MOE2022年5月号(バックナンバー販売中)の巻頭特集「ヨシタケシンスケ 見たことがない‼︎ ユニークな展覧会へようこそ」ではヨシタケさんが展覧会のために描きおろした作品やアイデアを徹底紹介。
さらにMOE2023年5月号(4月3日(月)発売)の巻頭特集「絵本デビュー10周年記念 ヨシタケシンスケ どこへいく?」では、「ヨシタケシンスケ展かもしれない」会場に展示されているスケッチをMOE編集部が厳選、勝手にカテゴライズしてご紹介! 展覧会とあわせてお楽しみください。
2023年5月22日(月)~7月16日(日)
福岡市科学館 3F企画展示室
福岡市中央区六本松4-2-1
開館時間/9:30~18:00(入場は17:30まで)
休館日/毎週火曜日
入館料/一般 1,300円(1,100円)、中高生 1,000円(800円)、小学生 600円(400円)、未就学児無料
主催/福岡市科学館、西日本新聞社、テレQ、西日本新聞イベントサービス、朝日新聞社、白泉社
福岡展後援/西日本鉄道
協力/アリス館、PHP研究所、ブロンズ新社、ポプラ社
グラフィックデザイン:大島依提亜/会場構成:五十嵐瑠衣
◎チケットのご購入について
前売券は、2023年3月18日(土)~5月21日(日)まで下記プレイガイドで販売
(福岡市科学館での前売券販売はありません。)
ARTNEチケットオンライン https://artne.jp/tickets
ローソンチケット(Lコード83452)、チケットぴあ(Pコード686-395)
※当日券は福岡市科学館3階チケットカウンターでも販売いたします。
2023年7月29日(土)~9月24日(日)
新潟県立万代島美術館
新潟県新潟市中央区万代島5-1 万代島ビル5階
開館時間/10:00~18:00(観覧券の販売は17:30まで)
休館日/8月7日(月)、8月28日(月)、9月11日(月)
観覧料/一般1,400円(1,200円)/大学・高校生1,100円(900円)/中学生以下無料
主催/新潟県立万代島美術館/UX新潟テレビ21/ヨシタケシンスケ展新潟実行委員会/朝日新聞社/白泉社
協力/アリス館/PHP研究所/ブロンズ新社/ポプラ社
2023年10月15日(日)~12月24日(日)
宇都宮美術館
栃木県宇都宮市長岡町1077
2022年4月9日(土)~7月3日(日) 東京・世田谷文学館
2022年7月15日(金)~8月28日(日) 兵庫・市立伊丹ミュージアム
2022年9月23日(金)~11月20日(日) 広島・ひろしま美術館
2022年12月10日(土)~2023年1月15日(日) 愛知・松坂屋美術館
2023年4月8日(土)~5月7日(日) 鳥取・倉吉博物館
ヨシタケさんが常日頃持ち歩いている小さなシステム手帳の中には、日常の中で出会ったできごと、ふと思い浮かんだこと、思わず気になったことなどを描きとめたスケッチが詰まっています。描かれたスケッチは小さなファイルに順次移してジュラルミン製のトランクに保管し、何かあったらすぐ持ち出せるようにしているのだそう。ヨシタケさんの発想の源ともいえる、果てしない妄想やアイデア、そして世界のとらえ方が詰まっています。本展では、1万枚を超える膨大なスケッチの中から約2000枚を複製して一挙公開。ヨシタケさんの「頭のなか」を覗いてみるような展示です。

愛用の手帳(『あんなに あんなに』スケッチ) 撮影:野澤亘伸

愛用の手帳(『あんなに あんなに』スケッチ) 撮影:野澤亘伸
2013年に出版されたヨシタケさんの絵本第1作『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)をはじめ、『なつみはなんにでもなれる』(PHP研究所)、『つまんない つまんない』(白泉社)など約20作の絵本から、原画や構想段階のアイデアスケッチが多数公開されます。さらに、ヨシタケさん自身のアイデアから生まれた体験展示など、大人も子どもも体と心を動かして楽しめる展示内容です。

『りんごかもしれない』ブロンズ新社 2013年


『おしっこちょっぴりもれたろう』原画 ©Shinsuke Yoshitake

『もう ぬげない』原画 ©Shinsuke Yoshitake

2013年に初の絵本『りんごかもしれない』を出版する以前から、イラストレーターや造形作家として活躍されてきたヨシタケさん。その独自の発想は、一体どこからやってくるのでしょうか。学生時代の立体作品や、アトリエに保管されていた貴重な私物コレクションから、インスピレーションの源を探ります。

カブリモノシリーズ《ACcess100》 撮影:三橋純

《ぶくぶく観音》 撮影:加藤新作

『ヨシタケシンスケ展かもしれない 公式図録
こっちだったかもしれない』
定価2970円(本体2700円+税) B6判変型 496ページ
アートディレクション/大島依提亜 撮影/加藤新作 発行/白泉社
展覧会公式図録は、ヨシタケシンスケさん自身が描きおろしたコンテンツを豊富に収録しています。絵本のためのラフやアイデア、絵本原画をはじめ、展覧会のために描いた未公開スケッチを1000点以上収録。さらに、展覧会オリジナルグッズを自ら考案したスケッチは170点以上に。展覧会の裏話を含む5500字インタビューや、絵本作家デビューから10年の軌跡をたどる専門家による絵本論も必読です。

展覧会のための構想スケッチ ※未公開(展覧会での展示なし)

ヨシタケシンスケさんのアトリエにある、ご自身の立体作品や私物コレクション。

表紙は箔押し、クロス張りの保存版仕様。こだわり抜かれた美しいブックデザインです。

『復刻版 カブリモノシリーズ』
ヨシタケシンスケ/著 白泉社
定価880円(本体800円+税) B6判 モノクロ80ページ
「頭にかぶったり、身につけたりすることで、何かができるようになったり、できなくなったりする」ものを、ヨシタケシンスケさんが1992年から97年にかけて創造したカタログ。実際の立体作品は「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に展示されているものも。構想メモやスケッチを収録し、1999年にヨシタケさんが自費出版した小冊子を、展覧会のために復刻しました。展覧会場で販売します。

展覧会場入口に展示されている「ACcess100」の機能と効果がわかります。

カブリモノのスケッチには、現在に通じるアイデアが満載!

「甘いもので頭がいっぱい巾着」(赤・緑・黄色)
各1650円(税込)
巾着の中にはラムネが入っています。
「ミニトート おしっこちょっぴりもれたろう 緑」
「ミニトート ころべばいいのに 紫」
「ミニトート もうぬげない 黄 」
各3300円(税込)
裏表でデザインが異なるミニトート。
●グッズはそれぞれ購入個数制限数を設けさせていただく場合がございます。
●グッズの販売数に限りがございます。品切れの際はご容赦ください。
さらに展覧会オリジナルグッズも続々登場します。くわしくは展覧会公式サイトをご覧ください。
MOE絵本屋さん大賞2020第1位を受賞した 『あつかったら ぬげばいい』の姉妹編『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』(白泉社 ) の出版を記念して、フォトスポットやぬり絵が楽しめるコーナーを特設します。

撮影/黒澤義教
1973年神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。2013年に初の絵本『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)を出版。これまで『りんごかもしれない』『もう ぬげない』(ブロンズ新社)『りゆうがあります』『なつみはなんにでもなれる』『おしっこちょっぴりもれたろう』(PHP研究所)『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)『あんなに あんなに』(ポプラ社)でMOE絵本屋さん大賞第1位の7冠に輝く。『りんごかもしれない』で第61回産経児童出版文化賞美術賞、『つまんない つまんない』(白泉社)の英語版『The Boring Book』で2019年ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞受賞。