MOE 2015年3月号　CONTENTS

巻頭大特集
大人が夢中になる絵本
エドワード・ゴーリー 優雅なる秘密

撮影／兼子裕代

独特の世界観と、モノトーンの緻密に描かれたイラストで
世界中に熱狂的なファンを持つ異色の絵本作家、エドワード・ゴーリー。

シュールでナンセンス、ときに不吉で不気味だけれど、
上品で優雅なユーモアの漂うゴーリーの世界を、MOEではじめて特集します。

●ナンセンスでシュール！ かめばかむほど味わい深い
ゴーリーの世界へようこそ
●謎めいたモチーフもたくさん　
ゴーリー・ワールドの住人たち
●名実ともに変わり者？　
エドワード・ゴーリーってどんな人？
●私の好きなエドワード・ゴーリー
【エッセイ】
よしもとばなな
長崎訓子
●作家の存在を感じるミュージアム
エドワード・ゴーリー・ハウス探訪
●スペシャルインタビュー！
ゴーリー作品に隠された秘密
柴田元幸
アンドレアス・ブラウン
ケン・モートン
●作家ゆかりのスポットを訪ねて
ゴーリーをめぐるマニアックな旅
●貴重な原画や限定本を大公開！ 濱中利信コレクションから
インタビュー　濱中利信
●まだまだ傑作が勢ぞろい
日本語で読めるゴーリーの絵本
インタビュー　田中優子
●思わずほしくなる
ゴーリー・グッズ

巻頭特集担当者こぼれ話
ゴーリーが晩年を猫たちと過ごした、アメリカ・マサチューセッツ州にある「エドワード・ゴーリー・ハウス」は、現在、原画や資料が見られるミュージアムとなっています。コレクションしていた古道具や石、ガラス瓶なども残され、当時の空気を偲ぶことができる、魅力的な場所です。
一緒に住んでいた６匹の猫たちは、ミュージアムのオープンの後も最後の一匹までここで暮らし、無事天寿を全うしたのだとか。それは遺産を動物愛護団体に寄付することと合わせて、ゴーリーの遺言だったのだそうです。
「残酷な絵本作家」として紹介されることもあるゴーリーですが、その魅力はむしろ、ユーモアとあの独特の世界観を支えた深い教養のように思います。知れば知るほど、風変わりでチャーミングな絵本作家の世界を、どうぞたっぷりご堪能ください。（内山）

懸賞
エドワード・ゴーリーグッズ　計50名プレゼント

撮影・スタイリング／志田三穂子


Book in Book ＋ 特集
「劇場版 ムーミン 南の海で楽しいバカンス」2月13日公開
PART1 BOOK in BOOK　映画で会える、新しいムーミン
PART2 原作コミックスから抜け出した気になるキャラクター
PART3 ムーミン最新グッズ＆ブックス


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猫を愛する人に贈る絵本ガイド
かわいい猫の絵本コレクション

撮影／金子睦


季節連載　第4回「てぶくろをかいに」他
菊池亜希子の絵本のおはなし


季節の雑貨と暮らし
手づくりアクセサリー図鑑

撮影／矢郷桃


名作絵本が生まれた日
「おまえうまそうだな」宮西達也


4ページ絵本劇場
「わたしは ねこ」松田奈那子


第7回ＭＯＥ絵本屋さん大賞2014贈賞式レポート


人気作家の好評連載
ワンワンちゃん　工藤ノリコ
せかいいちのねこ　ヒグチユウコ
羊毛フェルトでつくる絵本の主人公　須佐沙知子
絵本の中のパンレシピ　桑原奈津子
児童文学は大人になってから。　石井ゆかり
広松由希子のおすすめ新刊絵本