- 2021.07.28
子どもの名前を印刷できる! 世界でたったひとつの絵本を贈ろう
子どもの名前や好きなものを登場させて主人公になれる、夢のような絵本があります。
お子さまにはもちろん、赤ちゃんが産まれた大切な人への贈り物にいかがですか?
NTT研究所が持つ「子どものことば発達に関する研究データ」を元につくられた“パーソナルちいくえほん”。注文時に子どもの名前や性別、好きなものなどを入力すると、主人公が指定した名前になり、選択肢に合わせたイラストでストーリーが展開する、世界でひとつだけのオーダーメイド絵本です。子どもの好きなものがたくさん登場する『すきなもの』、自分の名前を使って文字と触れ合う『なまええほん』シリーズなど、計6作がそろいます。
はじめて話した言葉や子どもへのメッセージも残せるので、大きくなってから読み返すのも楽しみです。
“パーソナルちいくえほん”の全シリーズを手がけたのは、絵本作家のかしわらあきおさん。
「絵本のストーリーを考える上で、研究データをうまく活用するというミッションがあるのが、難しくも、やりがいがありました。通常の絵本づくりと違って、実証テストに長い時間をかけることにも驚きましたね」
原寸ラフを作成したあと、実際に読み聞かせをしてもらい、子どもの言語発達にどんな影響を与えるのかアンケート調査。その検証結果を元に微調整し、本番を仕上げていったそうです。
「たくさんの絵の中から自分の好きなものを探したり、文字をさわったり、ストーリーに子どもがワクワクしながら参加できる工夫を盛り込みました。絵本はコミュニケーションツールだと思うので、ただ読むよりも、親子で一緒に楽しめる内容にしています」
絵本のイラストは、注文者の選択肢によって変わるため、200点近くのイラストを用意。幼い子どもにも伝わるよう絵と文はわかりやすく表現し、 “はっきりした色と形”を意識したそう。食べものなどに顔を描き、キャラクター化しているのも特徴的です。
「私は空想癖があり、街を歩きながら、もしポストが動き出したら面白いなとか考えるのが好きなので、何でもキャラクターにしたくなるんです。愛着がわいて、子どもがものを大切にしてくれたらという想いもあります」
創作のヒントになっているのが、アイディアストック。絵本の内容、表紙やキャラクターのデザインなど何でもいいから1日1案出すと決め、スマホのメモにアイディアを溜めているそう。
「机に向かってじっとしていてもダメ。電車やスーパー銭湯にいるときなど、何も考えずリラックスしているときに、ふっと良い案が思いつきます」
デザイナーとしての顔も持つ、かしわらさん。豊富なアイディアから今後どんな作品が生まれるのかも注目です。
『すきなもの』は、子どもの好きなものを探しに行くストーリー。食べものや楽器などにも顔を描き、愛着がわくキャラクターにしているそう。
ひらがなに触れ合う『ひらがな なまええほん』。文字をなでたり、絵本を振ったり、子どもが参加できる楽しい工夫が散りばめられている。
かしわらあきお
クリエイティブディレクターとして京田クリエーションに所属し、絵本作家としても活動。2009年『しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)』(学研)で本格的に絵本作家デビューし、同作はミリオンセラーに。親しみやすいキャラクターとカラフルな色づかいに定評があり、「いっしょにあそぼ」シリーズ(学研)、「ゆびあそぶっく」シリーズ(ひかりのくに)など、乳幼児向けの作品を多数手がけている。kassi.amebaownd.com/
『すきなもの』 ※表紙は男の子用、女の子用の2パターンあり。 1980円
「赤ちゃんが早くしゃべれる言葉データ」を元につくられている。子どもの好きなものが絵本に登場。言葉を話しはじめる頃のお子さまに。
パーソナルちいくえほんは「日本子育て支援大賞 2021」を受賞しました。
子育て中のママやパパ、祖父母が実際に“役立った価値”を評価するのが「日本子育て支援大賞」。身近なわかりやすい内容にカスタマイズされ、子どもたち一人ひとりが絵本の主人公になることができる「パーソナルちいくえほん」を使って、親子で楽しい絵本の読み聞かせを体験できることが評価されました。
★上記の他に、言葉を理解しはじめる頃のお子さまに向けたファーストブック『あっ!』、『おいで』、『どうぞ』(各1870円)もあります。
★1冊あたり220円の送料が別途かかります。注文方法など詳細はNTT印刷のホームページにて。
問合せ/NTT印刷 パーソナルちいくえほん担当 ehon@nttprint.com
ウェブサイト/ehon.nttprint.com Instagram @ehon_nttprint