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2021.10.27

Adobe Fontsにヒグチユウコさんの手描き文字や絵をベースにしたオリジナル日本語フォント「ヒグミン」が登場


 

ヒグチユウコさんによる手描きの文字や絵をもとに、アドビのプリンシパルデザイナー西塚涼子さんが新たにデザインしたオリジナルの日本語フォント「ヒグミン」がリリースされました。

アドビが3年ぶりにリリースした日本語フォント「ヒグミン」誕生のきっかけは、2018年4月10日に行われたイベント「フォントの日」。ヒグチさんがTwitterに投稿された「#フォントの日 だよ!」という書き文字入りのイラストに、西塚さんが「ヒグミンもとってもよいです!」と返信すると、ヒグチさんから「Adobeでフォントになるのが夢」という回答が。なんと、Twitterでのお2人の会話から「ヒグミン」のフォント開発がスタートしました。

 

ヒグミン
 

「ヒグミン」にはヒグチさんの個性あふれる手書きをベースにしたひらがな、カタカナ、アルファベット、数字などの文字に加え、イラストに近いかわいい絵文字が豊富に搭載されています。
 

ヒグミン絵文字
 

「ヒグチさんらしい絵文字を」というコンセプトのもとに作成された絵文字の中には、キノコや草花、虫や鳥など単体で使えるものや、つなげるとリボンや草むらになるユニークな絵文字も。文字を組み合わせて、新しい世界を描くことができます。
 

 

「ヒグチさんの文字は絵の一部のような役割を果たしていて、白い隙間があるとそこに文字が入り込んでいく。それが“ヒゲ”の役割だと思う」と語る西塚さん。かなやアルファベットにはヒゲの位置などが異なる3種類の文字が用意されており、同じ文字が繰り返し出てきても機械的にならないよう、前の文字によってヒゲの位置などが異なる文字が出る機能が搭載されています。
 


 

ヒグミンには、アウトラインが滑らかな「ヒグミン スムーズ」と、手書きのように滲んだ「ヒグミン にじみ」の2種類があり、漢字は含まれていませんが、それぞれ「秀英初号明朝」「秀英にじみ初号明朝」などのフォントの漢字と組み合わせると、よりレトロでノスタルジックなイメージを表現することができます。
こうしたフォントがセットになった「ヒグミンフォントパック」も用意されています。
 


ヒグミン
 
 

「ヒグミン」をつかってお友だちに贈るグリーティングカードをつくったり、手づくりのお菓子に添えるパッケージをつくったり……。普段の暮らしの中で、さまざまな楽しい使い方ができそうです。

Adobe FontsはAdobe Creative Cloudのユーザーなら追加料金なしで全てのフォントを使うことができます。また、Adobe Creative Cloudを契約していない場合、Adobe IDを取得したCreative Cloud無償メンバーシップの方も無料で使用できるサービスです。Adobe FontsはAdobe製品だけでなく、WordやExcelなどのビジネスアプリや、iPad、iPhoneなどのiOS端末でも利用することができます。

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