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2021.07.15

【2021年8月22日(日)終了】『ねないこだれだ』誕生50周年記念 せなけいこ展 栃木・小杉放菴記念日光美術館


『ねないこだれだ』(1969年、福音館書店) ©Keiko Sena
 

せなけいこさんの絵本『ねないこだれだ』の誕生50周年を記念し、神奈川県の横須賀美術館を皮切りに、せなけいこさん初の大規模な個展が全国を巡回。この夏は北関東に初上陸します。絵本デビュー作の「いやだいやだの絵本」4冊シリーズをはじめとする絵本原画や貴重な資料など、約250点を出品。これまであまり知られていなかった、絵本作家デビュー前の幻燈や紙芝居の仕事もひもとき、せなけいこさんの創作の全貌を紹介する画期的な展覧会です。

また会場には楽しいしかけもご用意し、小さなお子さんにも楽しんで頂ける内容です。巡回最終会場となる展示をどうぞお見逃しなく。

 


 

『ねないこだれだ』誕生50周年記念

せなけいこ展  

 

栃木会場  小杉放菴記念日光美術館
栃木県日光市山内2388-3

2021年7月10日(土)~9月5日(日) ※緊急事態宣言の発令に伴い、8月22日(日)をもちまして閉幕いたしました。
開館時間/9時30分〜17時(入館は16時30分まで)
休館日/毎週月曜日(ただし8月9日は開館)、8月10日(火)
入館料/一般1000円、大学生700円、高校生以下は無料

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、日光市公共施設使用料免除カードの交付を受けた方とその付き添いの方1名は無料。
※第3日曜日「家庭の日」(7月18日, 8月15日)は、大学生は無料
※7月25日(日)は「親子の日」につき、高校生以下のお子様お一人につき保護者様2名まで無料
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当面の間、15名以上の団体利用はご遠慮いただいております。
※混雑時には、入場整理券を配布する場合がございます。


 

 展覧会の見どころ 

 

1. デビュー作「いやだいやだの絵本」(1969年)や、「あーんあんの絵本」各4冊シリーズの原画を公開
 

1969年に出版されたせなけいこさんのデビュー作は、息子さんが好きなディック・ブルーナの「うさこちゃん」の続きをつくろうと、ポスターの裏紙を台紙に、包装紙やチラシといった身近な紙を貼り絵にした手づくりの絵本がもとになりました。"おかあさんのつくった絵本"というキャッチコピーで発売されると、 翌年にはサンケイ児童出版文化賞を受賞。ねないこをおばけが連れて行ってしまう代表作『ねないこだれだ』は、これまでにおよそ300万部以上の発行部数を記録し、多くの親子に読み継がれています。
 


『いやだいやだ』(1969年、福音館書店) ©Keiko Sena



『ねないこだれだ』(1969年、福音館書店) ©Keiko Sena



『ふうせんねこ』(1972年、福音館書店) ©Keiko Sena



『ルルちゃんのくつした』(1972年、福音館書店) ©Keiko Sena
 

 


2. デビュー前の仕事も紹介
 

せなけいこさんは銀行に勤めながら19歳で童画家・武井武雄の弟子となり、雑誌・書籍のイラストや紙芝居、フィルムに光を当てて投影する「幻燈」などの仕事を手がけていました。当時の資料やスケッチなどを交えながら、これまであまり知られていなかった絵本作家デビュー前の軌跡をたどります。

 

3. 人気の『めがねうさぎ』シリーズの原画


現在まで読み継がれるせなさんの代表作の1つ『めがねうさぎ』シリーズ。めがねが必要になった小学生の息子さんが、楽しくめがねをかけられるようにという思いから生まれました。2人の子どもや、飼っているうさぎとの暮らしからアイデアを得て描かれた作品を紹介します。
 


『めがねうさぎ』(1975年、ポプラ社) ©Keiko Sena


 

4. おばけとゆうれい


せなけいこさんの主要な題材の一つであるおばけとゆうれい。「ゲゲゲの鬼太郎」が好きだった息子さんが友だちになれるおばけを、と思ったのが描くきっかけとなり、また噺家の夫のおかげで落語から題材をとった作品もあります。『ひとつめのくに』『くずかごおばけ』 などから選りすぐった原画により、おばけとゆうれいの絵本の世界をご覧いただきます。
 


『おばけのてんぷら』(1976年、ポプラ社) ©Keiko Sena


 
5. 近年の動きもご紹介


2000年代に入って、20年以上の時を経て『めがねうさぎ』の新作が出版されたり、かつての幻燈や紙芝居などとして世に出た作品が、絵本として新たに出版されたりと、新しい動きが出てきました。数十年を経ても色あせない、せなけいこさんの作品の魅力をご覧いただきます。
 


会場風景(栃木会場の様子)



 

 展覧会オリジナルグッズ 

 


展覧会の会場でしか手に入らない展覧会オリジナル商品約140種類を含む、様々なせなけいこさん関連グッズがミュージアムショップで販売されます。
※デザインと価格が変更になる場合がございます。 ※購入制限を設ける可能性がございます。








展覧会公式図録  2,200円(税込)
会場で展示される原画のほぼすべてを収録したほか、絵本作家デビュー前の紙芝居や幻燈の仕事も紹介しています。貼り絵のつくり方解説、ご自宅の本棚紹介などの内容も充実。せなさんの創作の全貌をお楽しみください。
(2019年発行、164×164mm、330ページ、図版オールカラー)





がま口ポーチ 全3種類 各2,530円(税込)
『ねないこだれだ』『めがねうさぎ』の2柄。絵本に登場するうさぎやおばけが描かれています。





ポーチ 全2種類 各1,210円(税込)
『めがねうさぎ』柄のファスナー付きのポーチ。ファスナーと裏地部分がそれぞれ色違いの2色展開です。



「ねないこだれだ」グラス 1,650円(税込)



「めがねうさぎ」フローティングペン 1,320円(税込)




マスキングテープ 全7種類 各385円(税込)



クッキー・ゴーフレット 各972円(税込)
 

 せなけいこ展 公式ウェブサイト 



https://www.asahi.com/event/senakeiko50th/
 
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