絵本のある暮らし 月刊MOE 毎月3日発売

ニュース ニュース

2022.01.17

「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念 アーノルド・ローベル展 4月22日(金)より市立伊丹ミュージアム(兵庫)で開催


『ふたりはきょうも』(1979)表紙下絵
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1979 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.
 

小学校の国語の教科書でもおなじみ、出版から半世紀を経てなお世界中で愛される名コンビ「がまくんとかえるくん」の誕生50周年を記念する展覧会が全国を巡回中。2022年4月22日(金)からは、この春リニューアル・オープンする市立伊丹ミュージアム(兵庫県)で開催されます。

作者のアーノルド・ローベルは、病気がちでいじめられることも多かったという少年時代を過ごしながら、自ら創作したお話でクラスメイトたちを楽しませていました。大学を卒業すると広告や雑誌の仕事をしながら子どもの本の執筆をはじめ、1987年に54年の短い生涯を閉じるまでの間に100冊もの絵本を世に送り出しました。本展はアメリカのエリック・カール絵本美術館との共同企画で、仲良しの2人が繰り広げる何気ない日々を描いた「がまくんとかえるくん」シリーズを中心とする約30冊の絵本を、貴重な原画やスケッチ約200点とともに紹介します。

さらに、『つみきのいえ』で米アカデミー賞®短編アニメーション賞を受賞したアニメーション作家の加藤久仁生さんが、がまくんとかえるくんの日常を描いたアニメーション作品「一日一年」も会場内で特別上映されます。

MOE 2021年2月号(バックナンバー発売中)では「がまくんとかえるくん」とアーノルド・ローベル」と題し、アーノルド・ローベルの絵本と本展の詳細をご紹介。「がまくんとかえるくん」シリーズの訳を手がけた三木卓さん、アーノルド・ローベルの長男アダムさんへのインタビューを通して、作品の魅力を改めて探る特集です。展覧会と合わせてぜひご覧ください。
 

 展覧会概要


市立伊丹ミュージアム リニューアル・オープン記念展
「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念
アーノルド・ローベル展

2022年4月22日(金)〜6月5日(日)
市立伊丹ミュージアム
兵庫県伊丹市宮ノ前2丁目5-20
開館時間/10時~18時(入場は17:30まで)
休館日/月曜日
入場料/一般 1,000円 (900円)、高大生700円(600円)、小中生 400円(300円)
※( )内は20名以上の団体料金


 

 巡回予定


2022年6月18日(土)~8月21日(日)
長崎県美術館

2022年秋
いわき市立美術館(予定)

 

 展覧会のみどころ
 

1. がまくんとかえるくん



『ふたりはともだち』(1970)より「おてがみ」スケッチ
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1970 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.


「がまくんとかえるくん」シリーズの4部作『ふたりはともだち』『ふたりはいっしょ』『ふたりはいつも』『ふたりはきょうも』(すべて三木卓/訳 文化出版局)より、下絵やスケッチ約100点を初公開。スケッチの端々にはローベルの試行錯誤の跡が残り、創作の過程を垣間見ることができます。 

 
  

『ふたりはともだち』(1970)「すいえい」原画(墨版)
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1970 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.



「がまくんとかえるくん」全 4 冊の合本表紙原画(墨版)            
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1979 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.

 

 

2.「がまくんとかえるくん」だけじゃない

 

『ふくろうくん』(1975)表紙下絵
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1975 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.



『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(1980)原画
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1980 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.
 

絵本『ふくろうくん』(三木卓/訳 文化出版局)や、1981年にコールデコット賞を受賞した絵本『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(三木卓/訳 文化出版局)など名作の原画やスケッチ約100点を初公開! 愛すべき生き物たちと出会い、ローベルをより深く知ることができます。



『ジャイアント・ジョン』(1964)試作本
Collection of The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Gift of Adrianne and Adam Lobel, The Estate of Arnold Lobel. © 1964 Arnold Lobel.




『よるのきらいなヒルディリド』(1971)原画
Collection of The Eric Carle Museum of Picture Book Art. Gift of Adrianne and Adam Lobel, The Estate of Arnold Lobel. © 1971 Arnold Lobel.



『The Book of Pigericks』(ピゲリックス/未訳 1983)原画            
Collection of The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Gift of Adrianne and Adam Lobel, The Estate of Arnold Lobel © 1983 Arnold Lobel.
 

 

3. ローベルさんの素顔に出会う

 

アーノルド・ローベル(1973) Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © Adam Lobel.
 

アーノルド・ローベルは1933年ロサンゼルスに生まれ、ニューヨーク州のスケネクタディという街で少年時代を過ごしました。ニューヨーク・ブルックリンのアートスクール「プラット・インスティテュート」を卒業し、同年に学校で出会ったポーランド出身の絵本作家アニタと結婚、ブルックリンに居を構えました。

アーノルド・ローベルがふたりのかえるの友情を描いた4部作『ふたりはともだち』(1971年コールデコット賞オナー)、『ふたりはいっしょ』(1973年ニューベリー賞オナー)、『ふたりはいつも』、『ふたりはきょうも』の「がまくんとかえるくん」シリーズは、刊行から約半世紀を経た現在でも、世界中で長く読み継がれています。

1987年に54歳で短い生涯を終えるまでに約100冊もの絵本を手がけた、20世紀のアメリカを代表する絵本作家の一人です。また、アメリカで優れた児童文学作家に贈られるニューベリー賞、優れた絵本の画家に贈られるコールデコット賞の両方にノミネートされた、数少ない絵本作家でもあります。

子どもは、長女エイドリアンと長男アダムの2人。エイドリアンは舞台美術のデザイナーやプロデューサーとしてブロードウェイなどで活躍。2009年からは、エイドリアンがアーノルド・ローベルの未発表のイラストに着彩した新刊絵本を刊行しています。


アーノルド・ローベル (1974) Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © The Estate of Arnold Lobel.
 

4. がまくんとかえるくんの新作アニメ!

 

ふたりが歩き、しゃべり、跳ぶ。
『つみきのいえ』で第81回アカデミー賞®️短編アニメーション賞を受賞したアニメーション作家の加藤久仁生さんが生み出す新作映像作品「一日一年」を会場限定で上映します。
 

ページトップへもどる