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2021.04.03

「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念アーノルド・ローベル展 5月23日(日)までひろしま美術館で開催中


『ふたりはきょうも』(1979)表紙下絵
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1979 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.

 

小学校の国語の教科書でもおなじみ、出版から50年近くにわたり愛されている名コンビ「がまくんとかえるくん」の誕生50周年を記念する展覧会が全国を巡回中、4月3日(土)からはひろしま美術館(広島県)で開催されます。

作者のアーノルド・ローベルは、病気がちでいじめられることも多かったという少年時代を過ごしながら、自ら創作したお話でクラスメイトたちを楽しませていました。大学を卒業すると広告や雑誌の仕事をしながら子どもの本の執筆をはじめ、1987年に54年の短い生涯を閉じるまでの間に100冊もの絵本を世に送り出しました。本展はアメリカのエリック・カール絵本美術館との共同企画で、仲良しの2人が繰り広げる何気ない日々を描いた「がまくんとかえるくん」シリーズを中心とする約30冊の絵本を、貴重な原画やスケッチ約200点とともに紹介します。

さらに、『つみきのいえ』で米アカデミー賞®短編アニメーション賞を受賞したアニメーション作家の加藤久仁生さんが、がまくんとかえるくんの日常を描いたアニメーション作品「一日一年」も会場内で特別上映されます。

MOE 2021年2月号(バックナンバー発売中)では「「がまくんとかえるくん」とアーノルド・ローベル」と題し、アーノルド・ローベルの絵本と本展の詳細をご紹介。「がまくんとかえるくん」シリーズの訳を手がけた三木卓さん、アーノルド・ローベルの長男アダムさんへのインタビューを通して、作品の魅力を改めて探る特集です。展覧会と合わせてぜひご覧ください。


 

 展示構成
 

1.「がまくんとかえるくん」


みどころ 1
 

「がまくんとかえるくん」シリーズの4部作『ふたりはともだち』『ふたりはいっしょ』『ふたりはいつも』『ふたりはきょうも』(すべて三木卓/訳 文化出版局)より、スケッチ約100点を初公開!


『ふたりはともだち』(1970)「おてがみ」スケッチ
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1970 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.

 


みどころ 2
 

アーノルド・ローベルが遺したスケッチの端々に、試行錯誤の跡が見られます。実は、最初は男の子と女の子だった? じっくり見ると、新しい発見がたくさんあります。



『ふたりはいつも』(1976)「そりすべり」レイアウト
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1976 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.

 


みどころ 3
 

「がまくんとかえるくん」のお話には、四季を感じさせるエピソードがたくさん。空間の中で自然と生き物の話にひたることができます。


『ふたりはともだち』(1970)「すいえい」レイアウト
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1970 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.


 

みどころ 4
 

ふたりが歩き、しゃべり、跳ぶ。
『つみきのいえ』などを手がけたアニメーション作家の加藤久仁生さんが生み出す新作映像作品「一日一年」の上映を楽しめます。

 

2.「がまくんとかえるくん」だけじゃない!

 

隠れた名作の原画やスケッチ約100点を初公開! 絵本『ふくろうくん』(三木卓/訳 文化出版局)や、1981年にコルデコット賞を受賞した絵本『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(三木卓/訳 文化出版局)などの原画も! 愛すべき生き物たちと出会い、ローベルをより深く知ることができます。


『ふくろうくん』(1975)表紙下絵
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1975 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.



『ジャイアント・ジョン』(1964)試作本
Collection of The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Gift of Adrianne and Adam Lobel, The Estate of Arnold Lobel.© 1964 Arnold Lobel.


『ローベルおじさんのどうぶつものがたり』(1980)原画
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1980 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.



『よるのきらいなヒルディリド』(1971)原画
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1971 Arnold Lobel.


 

3. こんにちは、ローベルさん!

 

アーノルド・ローベルは1933年ロサンゼルスに生まれ、ニューヨーク州のスケネクタディという街で少年時代を過ごしました。ブルックリンのアートスクール「プラット・インスティテュート」を卒業し、同年に学校で出会ったポーランド出身の絵本作家アニタと結婚、2人は生涯の間にさまざまな絵本を共作しました。

アーノルド・ローベルがふたりのかえるの友情を描いた4部作『ふたりはともだち』(1971年コルデコット賞オナー)、『ふたりはいっしょ』(1973年ニューベリー賞オナー)、『ふたりはいつも』、『ふたりはきょうも』の「がまくんとかえるくん」シリーズは、刊行から約半世紀を経た現在でも、世界中で長く読み継がれています。

1987年に54歳で短い生涯を終えるまでに約100冊もの絵本を手がけた、20世紀のアメリカを代表する絵本作家の一人です。また、アメリカで優れた児童文学作家に贈られるニューベリー賞、優れた絵本の画家に贈られるコルデコット賞の両方にノミネートされた、数少ない絵本作家でもあります。

子どもは、長女エイドリアンと長男アダムの2人。エイドリアンは舞台美術のデザイナーやプロデューサーとしてブロードウェイなどで活躍。2009年からは、エイドリアンがアーノルド・ローベルの未発表のイラストに着彩した新刊絵本を刊行しています。



アーノルド・ローベル(1972年頃)
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © Adam Lobel.



アーノルド・ローベル
Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © The Estate of Arnold Lobel.



Organized by The Eric Carle Museum of Picture Book Art, Amherst, Massachusetts, United States. Courtesy of The Eric Carle Museum of Picture Book Art , © The Estate of Arnold Lobel.

 

 展覧会概要
 

「がまくんとかえるくん」誕生50周年記念
アーノルド・ローベル展

2021年4月3日(土)〜5月23日(日)
ひろしま美術館
広島県広島市中区基町3-2
TEL. 082-223-2530
開館時間/9時~17時(入場は16時30分まで)
休館日/月曜日(祝日の場合は翌平日休、特別展会期中は除く)
入場料/一般 1,300円 (1,100円)、高大生1,000円(800円)、小中生 500円(300円)

※( )内は前売または団体(20人以上)の料金です。
※未就学児は無料です。
※本展の入館券でコレクション展示もご覧いただけます。コレクション展示のみの入館券は販売しておりません。
※障害者手帳をご持参の方は、ご本人と同伴者1人が無料になります。
※65歳以上の方は1,100円となります。当日受付に年齢確認のできるものをご提示ください。



※新型コロナウイルス感染防止対策として、「アーノルド・ローベル展」会期中の混雑が予想される一部日程について、先着順の整理券配布による入館制限を実施いたします。詳しくはひろしま美術館のウェブサイトをご確認ください。整理券配布日には、整理券配布状況をひろしま美術館 公式ツイッターアカウントでお知らせいたします。

 

 巡回予定


2022年春に伊丹市立美術館、東北への巡回を予定しています。
 

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